着物買取の豆知識

【付け下げを10社に査定】本当の市場の買取相場と高価買取してくれるお店は?

更新日:

実際に見積もりしてみて付け下げに高い値段がついた店舗は?

実際に着物買取30社に査定してもらった結果、付け下げに対して高い値段がついた店舗を、上から順に10店舗まとめました。

着物買取業者 買取価格
1位 買取プレミアム 2,000円
2位 バイセル 1,000円
3位 ヤマトク 1,000円
4位 福ちゃん 500円
5位 まんがく屋 500円

※年代や作家等にもよりますので、参考程度にご覧ください

>>30社の他の着物の買取査定の比較ランキングの記事はコチラ

「付け下げ」をお持ちの方は多いですよね。ですがお手元に付け下げを持っているものの、具体的にどのような着物なのか、今一つ分からないという方もいますよね。

付け下げとはどのような着物なのでしょうか。また、どのようなシーンで着用するのがふさわしいのでしょうか。

さらに、付け下げを買取りしてもらうときの目安となる買取価格の相場などについてまとめました

 

そもそも「付け下げ」という着物とはどのような着物なのか?

(https://www.kanaiya.co.jp/mame/より引用)

長さ約11.4メートルある反物から着物が作らることは、ご存知の方も多いですよね。
この反物ですが、柄が描かれているものと、柄が描かれてないものがあります。

付け下げとして仕立てられる反物にはすでに柄が描かれています。
さらに、付け下げ用の反物の柄は、着物に仕立て着用したときに描かれている柄がすべて上に向くようになっています。

反物の状態で絵付けがされているため、付け下げの着物はポイントになる箇所(衽(おくみ)・上前・後身頃・袖・胸)に絵柄が描かれています

大きな柄ではないため、柄が縫い目の部分でつながることもほとんどありません。
他の着物に比べてシンプルに見える着物が付け下げとも言えます。

 

付け下げの歴史

着物は日本では長い歴史を持つ衣服ですが、付け下げが生まれたのは近代で、第二次世界大戦の最中でした。

ココがポイント

華美な服装を禁止した「倹約を推奨・強制するための奢侈禁止令(しゃしきんしれい)」が施行されていた時代を背景にして「華美ではないシンプルな着物」として生まれたのが付け下げです

付け下げとよく似た着物の種類い「訪問着」がありますが、戦時下において訪問着は奢侈禁止令により着ることを禁止されていました。

そこで、花柳界の芸者さんたちが訪問着に代わる着物として誕生したのが付け下げです。

付け下げはシンプルな着物です。
シンプルなのに、社交用の着物としても着られることが比較的多くなっているのは、このような背景があるためなのです。

 

(http://ebisugawa-shimeda.com/project/atumnleaves/より引用)

案外知らない付け下げの格について

着物には種類によって「格」というものが存在しています。
この「格」によってその着物を着用するシーンが決められています。

例えば、自分や自分の身内の結婚式では、ウェディングドレスなど礼装着と呼ばれる服を身にまといますね。

ヨーロッパの社交界などでは舞踏会などに出席する際に着用するドレスとしてローブデコルテなどを着用する決まりがあります。

ココがポイント

着物の場合は、打掛や留袖、未婚の女性が着る正装である本振袖などがこの最も格が高い礼装着といわれます。
喪服もこの格に入ります。

正式な舞踏会などとは異なり、友達の結婚式や華やかなパーティーなどではパーティードレスやハイブランドのスーツなどを着用しますよね。

入学式や卒業式などの儀式などでも、フォーマルスーツを着用します。
これに当たるのが準礼装や略礼装着と呼ばれる着物です。

色留袖や訪問着、振袖や色無地といった着物がこの格に相当する着物です。
茶道でその年最初の茶の湯である「初釜」のときは、この格の着物を着用します。

気軽な集まりやちょっとしたパーティー、茶道でも普通の茶会といった場は、かしこまりすぎない服装がふさわしいですよね。

おしゃれ着と言われるような服や、きれい目の服などを着るシーンです。セミフォーマルがこの格というとわかりやすいですね。

付け下げはセミフォーマルに相当する着物で格としては外出着です
小紋、訪問着でも紬織りで作られたもの、無地の紬といったちょっとしたおしゃれ着の着物も外出着の格です。

他に絞りやお召し、更紗といった着物が該当します。

デニムやジャージーといった普段づかいに着る洋服に相当する着物は、街着や普段着といいます。
湯上りに着る浴衣も、同じ格の着物となります。

格を知ることでどのようなシーンではどのような着物を着ればよいかが分かるようになりますよ。

 

(https://oiwai-kimono.com/kimono_tsukesage.htmlより引用)

「付け下げ訪問着」はどのような格として扱われるの?

付け下げの特徴とも言えるシンプルな見た目は、柄がポイントに描かれるためです

通常一連の柄として描かれません。
ですが、付け下げでも着物に描かれている柄がポイントではなく、一つの続き柄のようにつながる着物もあります。

このような「付け下げなのに訪問着のように見える着物」のことを「付け下げ訪問着」と呼ぶことがあります。

「付け下げ」と「訪問着」という異なる格の名前が入ってしまっている付け下げ訪問着という名前は、一般の方にはどの格に入る着物かわかりにくいですよね。

付け上げと訪問着では格が違うため着用シーンがことなります。
どちらの格に相当するのかが気になります。

「付け下げ訪問着」は訪問着と付け下げの間となる着物で、外出着よりも格上となる準礼装着にも成り得ます

 

「付け下げ小紋」はどのような格として扱われるの?

外出着の格の中には「小紋」という着物があります。
外出着の着物を細かく分けた場合、小紋の位置は付け下げに対してやや下です。

小紋という着物は細かい柄を地一面に染め出した織物で作られ、本来の小紋は柄に上下の向きがありません。

ですが、小紋の柄に上下の向きがある場合は「付け下げ小紋」と呼ばれています。

付け下げ小紋は普通の「小紋」に近い着物です
訪問着寄りの付け下げ訪問着とは異なり、準礼装としては着ることはできません。

 

付け下げの買取価格の相場

(http://news.kimono-fukuya.com/?eid=72より引用)

着物の中ではフォーマルよりのセミフォーマルといわれる付け下げを買取に出した場合、どのくらいの価格がつくのかは気になりますよね。

付け下げの買取の目安となる相場価格をご紹介します。

チェック

付け下げの買取価格の相場は着物の状態にもよりますが、高くても5,000円程度です。

ただし、友禅染や特別な刺繍が施してるもの有名産地の紬や作家物になれば、30,000円程度くらいの価格がつく場合もあります

あくまでも着物の状態やなどにもよるため、一概に買取価格がいくらということはできません。

 

高価買取が期待できる付け下げの種類

付け下げの中でも、一般的な付け下げに比べると高価買取が期待できる種類の付け下げもあります。
ここからは高価買取が期待できる付け下げについてご紹介します。

 

有名な染めの付け下げ

(http://kgwabijin.jp/store/Maintenance.aspx?div=tmpより引用)

着物の布地に絵柄を描く方法の一つが「染」です。
染め方にはいろいろな方法がありますが、有名な染めで描かれた布地を使った付け下げは、やはり高値買取の期待が持てます。

 

【友禅染】

友禅染は江戸時代に発達した技術で、産地によって大きく3種類に分けられます。
「京友禅」「加賀友禅」「東京友禅」です。

友禅染を考案したのは、京都の扇絵師・宮崎友禅斎といわれています。
江戸時代に扇絵を描いていた画師で、多彩な色彩や簡略化された動物や器物や風景などが特徴的です。

文様の輪郭線に細く糊を置くことで、隣りの色がにじまない工夫をしています。この技法を使った染め物が友禅染と呼ばれています。

京友禅 柔らかな色調で多彩な色を使うという特徴があります。
刺繍を施したり、や金箔などを効果的に使ったったりした装飾も併用されるため、上品でありながらも華やかな染となります。
加賀友禅 豪華な色調が貴重となる染めで優雅で艶やかな特徴があるります。
花や葉は中心に向かって色をぼかす特徴もあります(京友禅は逆)。
加賀友禅は写実的な表現が得意です。
染めのみでほかの技法を併用することはあまりありません。
東京友禅 江戸の町文化を背景としている絵柄で、どちらかといえば渋く落ち着いた色合いで染められています。
都会的な洒落感という特徴も持っています。

 

【江戸小紋】

付け下げ小紋と言われる細かな柄が地一面に描かれている小紋柄のなかでも、江戸小紋は図柄が細微で非常に高度な染色技術が使われています。

江戸小紋は型紙を使い染め上げていきます。

遠目で見ると無地のように見えるほど、細微な絵柄が特徴的です。
小紋の中でも江戸小紋は格上になります。

 

【辻が花】

絞り染めを基調として、さまざまな技法を併用した染め物で、非常に高い技術力を要し一時期耐えた染の技法でした。

1937年に久保田一竹が辻が花に魅了され復活させたいという思いから、1962年に創意工夫の末「一竹辻が花」という技法を生み出しました。

淡く幻想的な染めが特徴的です。

 

有名な織の付け下げ

(http://www.echigoya-kyoto.com/?pid=138075741より引用)

絵柄を描くのではなく、絵柄を織りの段階で描き出すこともあります。
糸の段階で染めを行い、織り上げるときに細微な調整を行うことで図柄が描き出されます。

 

【紬】

手績りされた絹糸を使い、先染めで糸を染めてから織り上げた布地を紬(つむぎ)といいます。
紬は日本各地に産地があり、中でも大島紬、結城紬、塩沢紬は日本三大紬といわれます

さらに、幻の紬といわれる牛首紬や、白鷹紬など、希少価値が高い紬も存在します。

 

【上布】

手績りされた麻糸を使い織り上げられるのが上布です。
紬と同じように先染めで絵柄を描き出します。

北の越後上布、南の宮古上布と呼ばれる2大上布があり、さらに近江上布、能登上布、八重山上布など地域によっても風合いが異なる上布があります。

 

刺繍で彩られた付け下げ

(http://himesakura.jp/shop2/products/より引用)

染めや織以外にも、刺しゅうを施すことで模様を描き出す手法もあります。
刺繍の手法もいくつかあり、手法によっても買取価格が差があります

また刺繍はその大きさによっても買取価格が変わります。

 

【相州刺繍】

1本の絹糸を1/2から1/36に分割し、何十色もの絹糸を使い刺しゅうを施していきます。
非常に手間がかかる刺繍で、表面だけ絵ではなく裏面も鑑賞できる刺繍となります

 

【平刺繍】

写実的で絵画的な美しさを縫い上げられる刺繍で、光沢があります。
写真写りも良く、遠目からでもはっきりと柄が浮き出る特徴を持っています。

 

【汕頭刺繍】

中国の三大刺繍の一つといわれる汕頭刺繍(すわとうしゅしゅう)は、経糸と緯糸が交差するわずかな隙間に針を通して空間を広げて模様を縫い上げていきます。

非常に手間と技術が必要な刺繍の技法です。

 

【相良刺繍】

生地の表面で玉結びを作り、粒の大きさを揃えながら図案を縫い上げていく刺繍の技法で、光沢はありません。

点をいくつも集めて図柄が縫いだされるイメージです。

刺繍の中では最も丈夫で、非常に上品で豪奢な印象を持ちます

 

【刺し子】

本返し縫いの技法で縫い目が図案化され絵柄に見えます。

 

付け下げを少しでも高値で買い取ってもらうための3つのポイント

(https://event.matukawaya.com/article.php/より引用)

有名な染や織、刺繍を施された付け下げは高値買取の期待が持てますが、さらに高値での買取を目指したい。

とくに高価な付け下げではなくても、できるだけ高値を目指したいときに行いたい3つのポイントをご紹介します。

 

ポイント1.日ごろからお手入れをしておく

着物は絹や麻、綿など自然素材で作られていることも多く、保存状態が悪いと虫食いが起こったりシミなどの汚れが目立つことがあります。

1年に1度、湿気が少ない時期に陰干しを行うことで、このような虫食いやシミなどを防ぐことが可能です。

また保存の際は匂いがつかない防虫剤を使ったり、たたみ皺を防ぐために正確なたたみ方でたたみ、着物1枚ずつをたとう紙に包んで保存をします。

日ごろからのお手入れをしっかりと行うことで、着物の状態をよい状態に保つことができます。やはり良い状態の着物のほうが高値買取を目指せます。

 

ポイント2.証紙の紛失に注意し査定時には一緒に査定に出す

着物には着物の証明書となる「証紙」が付属することがあります。
産地の情報や作家の情報、織元の情報などがそれぞれ証紙といわれ反物に付けられます。

着物として仕立てられると、証紙の部分はハギレのように見えますが、証紙がある着物とない着物では、査定額に差が出てくることがあります

陰干しなどをした際に、ハギレと思い捨てないよう気を付けましょう。

 

ポイント3.着物の価値が分かる買取店で査定を受ける

着物の買取を行っている買取店はいろいろな種類に分けられます。

リサイクル品を主に取り扱うリサイクルショップやリユースショップなどでは、着物の正確な価値が分からないため高値買取の期待が持てません。

古物商や質店でも着物の買取は行っていますが、細かな部分に関しての知識が不足している可能性もあります

ですが、着物の知識をしっかりと持ち、正確な価値を判断できる査定員が在籍する着物専門の買取店やプロの査定が可能な買取店の場合は、高値買取の期待が持てます。

付け下げの本来の価値を知る買取店で査定を受けることがおすすめです

 

付け下げと訪問着の違いは?

(http://www.1rin.info/?pid=114906665より引用)

付け下げと似た着物として訪問着があるということをご紹介しましたが、そもそも付け下げと訪問着の違いとはどのようなものなのでしょうか。

最後となりますが、付け下げと訪問着の違いについてご説明します。

まず、付け下げと訪問着の違いを見分けるためには、「合口」と「絵羽」について理解する必要があります

 

合口とは?

合口は「あいくち」と読みます。
縫い目にかかって柄が続いている部分で、本来付け下げには合口はありません。

 

絵羽とは?

絵羽は「えば」と読みます。
正確には絵羽模様といい、着物の模様の付け方の一つです。

絵羽模様の着物は、白い反物を裁断し、一度着物として縫製するときの形に仮仕立てを行ってから、染色や刺繍などどのように施すかを決めて、再度仮仕立てをほどいて加工を施します。

そのため、1枚の着物をキャンバスにして絵画を描くように模様を描くことができます。

留袖をはじめ、格が高い着物は絵羽模様で図柄が描かれていることが多くなります。

ココがポイント

訪問着は、絵羽模様で図柄が描かれ、合口がある着物です。
一方で付け下げは絵羽模様ではなく本来合口がない着物です。

訪問着が仮仕立てまたは仕立てられた状態で販売されるのに対し、付け下げは反物の状態で販売されることが多いという違いもあります。

 

(https://futaya28.jp/houmongi-tsukesage-chigai/より引用)

合口がある付け下げもある?

本来付け下げは合口がないとご説明しましたが、最近では合口がある付け下げもあります。

これは技術の向上によって、染めや織りの段階で、かなり緻密に図案が作られ、まるで絵羽模様のように絵柄がぴったりと合わせられるようになったためです

着物を取り扱う販売員でも、すでに仕立て上げられていると、付け下げなのか訪問着なのか分からないケースもあるといいます。

反物の状態で売られていても、仕立てると衽と上前の部分の柄が繋がり合口がある場合、付け下げ訪問着として販売されるケースもあります

このようなときに見分けるポイントが、八卦(はっかけ)を見るという方法です。

 

八卦とは?

着物には単衣(ひとえ)と呼ばれる裏地がないタイプの着物と、袷(あわせ)という裏地がある着物があります。

八卦は袷の着物裏地の一つで、歩いたときにちらりと見える部分です。
裏地ではありますが、他の方から見られる裏地となります。

付け下げの着物は、八掛の部分が着物本体の布地とは異なる布地を使うという特徴があります
これを別八掛といいます。

一方で訪問着は共八掛と言って着物本体の布地と同じ布地を付けます。
八掛の部分にも絵柄が入ることも多く、かなりおしゃれに見えます。

着物を新しく購入しようとするときには、反物の状態で売られているか、仮仕立てをした状態で売られているかで、付け下げと訪問着の違いを判断することはできます

また、見た目で裾の部分の柄が繋がり豪奢に見える着物が訪問着、ポイントに絵柄が描かれている少しシンプルな着物が付け下げと判断してもいいですね。

合口があっても、八掛が別布になっているようでしたら、付け下げ訪問着と判断をしても良いといえます。

 

付け下げを含めて一番高値で購入してくれる着物買取店を30社全て査定比較しました!

着物買取ノートでは、付け下げを含めて着物20点を、実際に30社の着物買取業者に査定してもらい査定額を比較しています。

付け下げを含む着物20点がどのくらいで買い取りされるのか分からないという方も、大体予想がつくという方も、実際の価格を見ると驚かれるかもしれません。

買取業者の中には、本当に目利き・知識が高く適正価格で買い取ってくれるところもありますが、中には0円という査定額になるところや買い取る気がない業者も存在します

大切な着物を適当に査定されないようにするためにも、実際の買取価格を参考に業者を選んでみてくださいね。

以下、高く買い取ってくれた買取業者の買取表ランキングです。

着物買取業社 買取価格(20着)
1位 バイセル  20,000円←一番高値で査定
2位 買取プレミアム 18,000円
2位 ファンタジスタ 18,000円
4位 ザ・ゴールド 10,800円
5位  福ちゃん  9,500円

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